皆さんこんにちは。
前の記事で株分け・植え替えを、ラウィーリンゼ・プレリンゼの2種類で行いました。
今回も自宅で育成していたゲッセルリンゲアーナが2頭で鉢で窮屈そうにしていましたので、株分けをして独立して植え替えをしてあげたいなと思います。
鉢に対して窮屈になって聞きた場合は、せっかくの多肉植物の成長をとめてしまわないように少し大きめの鉢に植えてあげるか、株分けや伸びた部分のカットができるなら大きさを調節してあげることが大切です。
それでは株分けから見ていきましょう。
今回株分けするゲッセルリンゲアーナ

2頭のゲッセルリンゲアーナです。
お店で見かけると2頭・3頭の多肉ってかわいく見えるんですよね。
このままでも全然問題はないのですが、窮屈そうな場合は株分けが望ましいですね。

いつも通り、鉢から多肉を取って土を落としていきます。
この苗も、以前植え替えをしていますのでポットの土でなく、ブレンド土なのですぐ落とすことができます。
なおかつ、数日以上水やりはしていませんので根から土を落とす作業もスムーズに行うことができます。
そういった細かいことが慣れてくると自然にできるようになって効率よく植え替えができるのでしょうね。
実際に多肉をたくさん育てていると、空いた時間に複数の多肉を植え替えをしたりすることも多いですから、ある程度手際が良い方が早くきれいに仕上がるのは間違いありません。
ひとつしか植え替えをしないならそんな必要はありませんのでゆっくりきれいに作業しましょう。

ブレンド土なのできれいに土が取れましたが、買ってきたばかりのポットの土ではこうもいかないです。
しばらくそのポットで管理されていたとすれば、根の部分がポットの下いっぱいに広がっていることも多く、少し根の整理も必要です。
水を求めて求めて根を伸ばしていったけど、ポットが窮屈でぎっしり根を張ってしまっているわけです。
水を吸うための場所である根が相当先まで伸びているわけですから、とても無駄な根の状態です。
相当長いストローで水を吸っているもようなものです。(もちろん主根だけでなく小さな根は途中にはあるけれど)
そういった根は少し整理をしてから株分けしましょう。

今回の株は、両手で2頭お互いを持って、根を2分割するイメージで分けてあげます。
プレリンゼのような多肉は、はさみでカットして分けてあげました。
これは品種によって多少違いがあります。
茎の部分でつながっている多肉の場合はむりやりちぎると株を傷めます。
このゲッセルリンゲアーナは根でつながっているような状態なので根を分けるということです。

撮影の都合上片手で持っていますが、両手で根を分割しました。
はさみを使う必要はありません。
これでも根が多いなという場合は少し整理してあげると良いと思います。

それでは植え替えします

使うものはすべて揃えておくと作業がスムーズにできます。
植え替えに使う道具はこちらの記事を参考にしてください。
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あとは先程株分けしたゲッセルリンゲアーナの苗があれば準備オッケーです。

今回は素焼き3号鉢を使用します。

入れているのは3種ブレンド土です。
市販の多肉植物用の土でも問題ありません。

半分ぐらい入れたら、ここで害虫対策のオルトランDXとマグァンプKを入れます。

肥料も薬も適量が大切です。
入れすぎはよくありません。

スコップで少し混ぜておきましょう。

今回は根が少し多いのですが、少しピンセットで土の中に入れてあげれば大丈夫かなと思います。

大丈夫そうなら片側から土入れでブレンド土を入れて決めていきます。

今回は根がしっかりしているので、培養土のような細かい土がないものを使用しています。
ゲッセルリンゲアーナは、葉の部分にしっかり水分を蓄える種類なので、あまり普段水やりの頻度はたかくありません。
水が足りているときは、かなり葉の部分は固くなります。
必要な時にだけ水を吸わせれば良いという考えなので、水はけ・通気性を重視です。

もし沈むならその分土を入れてあげます。
沈まなければ植え替え完了です。

きれいに植え替えができました。
もう一つも植え替え

株分けしたもう一つも同じように作業していきます。


小さい苗の方の成長を高めてあげるために、少し培養土を混ぜたブレンド土を上の方だけ入れてあげます。
成長促進とでも言っておきます。

完成した状態を見ても3号鉢で大丈夫そうですね。
あとがき
スムーズな作業の為には土や道具の準備が大切ですので先に使うものを準備しておきましょう。
後は周りが汚れないような対策が大切です。
鉢皿の上で作業しているのもそのためです。
代用になるものがあれば何でも大丈夫です。
株分けの方法は適材適所なので、状況に合わせてはさみでカットしたり、根を手で分けたりといった具合に変わってきます。
それは多肉を鉢から取って土を取って初めて見てわかることなので、その時点で判断することになります。
後は成長を見守っていきましょう。
またほかの多肉の植え替えをする際は記事にしていきますのでお楽しみに。
今回もご覧いただきありがとうございました。