皆さんこんにちは。
多肉植物の多くの種類で成育期に入っています。
仕立て直しや植え替えにも適した季節になっていますので、自宅の多肉のお世話をしていきましょう。
今回は自宅で育てている多肉の3種類で株分けできそうなものがありましたので、2頭・3頭のものをうまく分けられればそれぞれ違う鉢に植え替えしてあげようと思います。
この記事では、ラウィーリンゼの作業を順を追って解説していきます。
今回株分けするラウィーリンゼ

個人的に地味に好きな品種でありますラウィーリンゼです。
3号鉢が少し窮屈そうな状態になっております。
違う角度から見てみましょう。

このラウィーリンゼは3頭です。
もともと買ったときから3頭でしたが、まだ苗がここまで大きくなかったので様子を見ていました。
しかし順調に育ってしまったので、これ以上形が悪くなる前に株分けしてあげようかなと思います。
鉢から苗を取る

とりあえず鉢から苗を取って土を落としていきましょう。

買ってきたばかりの土ではないのですぐ根から土を取り除くことができます。
事前に植え替えをすることがわかっているなら、水やりをしていない状態の方が、作業がしやすいです。
土を全部落として大丈夫です。

土を落として下から見た状態です。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、根が2方向に伸びていて、3頭ではあるのですが、2方向に真ん中から分かれています。
今回は真ん中で2つに割って片方は2頭のままで育てることにしました。


意外と簡単に取れました。
ある程度の大きさになると、それぞれが独立したいとばかりに根をそれぞれ出してきます。
つなぎ目?といいますか、接続されていた部分も必要がなくなってくると少し引っ張るときれいに分けることができるようになります。
あまり小さい苗や、うまく独立していない場合ははさみやカッターできれいに切ってしまえば同じことです。
植え替えていきましょう
準備が整ったら植え替えをしていきましょう。
植え替えに使う道具についてはこちらの記事を確認してください。
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今回は苗が2つになりましたので、3号の鉢植えを用意しました。
肥料と薬も使用します。
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使うものがそろっていれば後は植え替えをするだけです。
このあたりは料理と同じで、
準備ができていればスムーズに先に進めます。

底に鉢底ネットを入れたら土を入れていきます。
途中で根を土に入れなくてはいけないので、大体半分ぐらいまで入れるのがベターです。
その時点で、必要ならばマグァンプKとオルトランDXとを入れておきましょう。
最悪植え替え終わって上からパラパラでもいいのですが、根から吸い上げることで効果がでますので、混ぜてしまった方がいいかと思います。

最終的にどの高さに来るかチェックしつつ土を入れていきます。
根が長い場合はピンセットで少し土の中に押し込んであげると良いでしょう。

先に片方の壁側を決めてしまうと倒れなくなります。
真ん中に多肉がいる状態で土入れで入れていきます。

寄せ植えではないのでそこまで難しくはないはずです。
イメージ的にはこの高さに来るなというところで浮かせて苗を持っておき、土入れで土を入れていけばいいです。
最終的に上記の状態で少し微調整して位置がずれていれば調整します。

最後に土を指で押さえて沈むようなら、土を追加してという作業を行います。
しっかり上まで土が入れば完成です。
2つ目も同様に作業すればOK!

鉢の中に土を中ごろまで入れたら、2つ目の苗も根をピンセットで土の中へ入れました。
この方が簡単ですし、しっかり下向きに根が入るので良いです。

こちらも、横から土を入れていきます。
根は埋まっているので、どんどんいれていって大丈夫です。
完成の高さに上で苗を持ち浮かしているようなイメージで、そこに土を入れていきます。

写真の状態では苗が真ん中にない状態ですね。
このくらいの土の量と、まだ締めてない状態の土なので、簡単に動かせる状態です。
このくらいになったら少し多肉を動かして、位置を調整しましょう。
セダムなど葉が取れやすい品種はピンセットでつまんでも大丈夫そうな場所をもって動かします。
動かしたら、鉢の上まで土を入れて少し指で土を抑えて完成です。

完成した状態を見ると、株分けするまでの状態で3号鉢は少し窮屈なのがわかります。
せっかくもっと成長したそうな苗も鉢が小さいと成長が鈍ってしまうので、植え替えは必ずと言っていいほど行うことになる作業ではあります。
あとがき
いかがでしょうか。
以前の記事でもお伝えしましたが、実際にはあまり時間のかかる作業ではありません。
解説しながら見ていると結構面倒に感じてしまうかもしれませんけどね。
株分けがなかったとすれば、鉢から苗を取り外して土を落として、新しい鉢に土を入れて苗を配置してしっかり土を入れて整えて終わりです。
円滑に植え替え作業をするためには、事前に道具などを準備しておきましょう。
根から土を外す際に土が乾いていた方がやりやすいという話をしましたが、さらにベストなのは水やりをそろそろやろうかなというタイミングです。
植え替え終わったら水やりを同時にしておいた方が、土も締まり根も落ち着きますので状態としてはベストです。
水やりして余りたっていない状態で植え替えたからと言って水やりをすると状況によっては根腐りの原因にもなりますので、気を付けてください。
私の中では水やりがとても大切な作業と位置づけています。
水やりに関してはこちらの記事で解説しています。
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次回も植え替えの記事を書いていきます。
今回もご覧いただきありがとうございました。