多肉植物の寄せ植えの基本を知ろう! 生長期と休眠期に合わせて素材を選ぼう!

残暑厳しい今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか!?

暑さにやられてぐったりしていませんか!?

夏の暑い時期は外に出ずに日がな一日休んでたいですよねっ。(←おい!?)

だって暑いのも寒いのも嫌だもの!

わがまま言っているようですけど、これ多肉植物にも言えることなんですよね。

多肉植物も暑い夏や寒い冬はお休みしたい子達がいるわけです。

寄せ植えにする時、このお休みしたい時の『休眠期』と元気一杯『生長期』を考えて組み合わせることが大事なんです。

生長期と休眠期って何ぞや!?

読んで字のごとく、生長期は積極的に生長する時期です。

『今めっちゃ過ごしやすくて生きるの楽じゃね? エネルギーを生長するために使っちゃおうぜ!』

生き残るために力を使わなくてもいいので、その分を生長に回します。

逆に休眠期はお休みしてじっとしている期間です。

『やっべ! こんな環境じゃ生き残る事だけ考えないと死んじゃうっての!』

生長するのに適していない時期は体力を温存するためにお休みに入ります。

動物でいう『冬眠』がこれに当たります。

生長期と休眠期のタイプ

生長期と休眠期のタイプは3つのタイプに分かれます。

夏型

アロエやカランコエ、クラッスラやコチレドンなどが夏型の種類です。

強い日差しを好んでおり、20度から30度の気温が適温です。

11月から3月くらいにかけてが休眠期になります。

冬はなるべく日当たりの良い室内で管理してあげましょう。

いくら日差しを好むとはいえ、真夏の直射日光は耐えられませんので注意が必要です。

春秋型

エケベリアやクラッスラ、セダムにハオルチアなどがここに含まれます。

10度から25度の人間も過ごしやすい季節に生長します。

7月から9月にかけてと11月から2月くらいにかけてが休眠期です。

生長期と休眠期が年2回やってきます。

夏型ほど直射日光に強くないので、夏の直射日光には気をつけてください。

冬は日当たりの良い室内へ。

冬型

アエオニウムやコノフィツム、リトープスなどが冬型種です。

5度から20度の気温でよく育ちます。

6月から9月くらいにかけてが休眠期になります。

夏は鉢の温度が上がり過ぎないように気を付けてあげましょう。

冬型でも霜に当たるのはよろしくないので注意が必要です。

日当たりが良い室内で管理してあげてください。

 

いずれのタイプも休眠期には水やりの頻度を抑えます。

目安としては、生長期には1~2週間に1度、休眠期には1ヶ月に一度くらいを水やりのタイミングだと思ってください。

ただし、これはあくまでも目安です。

本当に最適なタイミングはご自身の多肉ちゃんに聞くしかありません。

詳しくは下のリンクの記事を参照してください。

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寄せ植えは同じ生長期のタイプを選ぶ

ここまで読んでくださった方はお気付きでしょう。

タイプによって管理の方法が違うので同じ鉢に植えてしまうと、それぞれに適した管理ができなくなってしまうのです。

片や強い日差しを好むのに、もう一方は直射日光に弱いなんてことになると、

『ワイは太陽の子や! 降り注げサンシャイン!』

『え!? いやっ、やめて! あちき、日に焼けてしまうでありんすっ!』

なんてことに……。

水にしても、

『もう喉がカラカラじゃい……』

『ちょっ、寝てるところに水かけないでよっ!? 今いらないから!』

となってしまうわけです。

違うタイプの寄せ植えをしてはいけないわけではありませんが、なるべくなら同じタイプの種類を選んであげた方が管理は楽になりますよ。

鉢は植物のお家

寄せ植えには同じタイプの多肉を選ぶといいですよ、という理由を説明させていただきました。

植物にとって鉢って人間でいうところの家だと思います。

どんなデザインなの?

どんな家具があるの?

広さは?

日当たりは?

人間だって、自分好みの家に住みたいですよね。

でも、好みって人それぞれ違いますよね?

多肉も同じです。

『僕はこんな条件の家がいい』

『私はこんな家だな』

なのに、違う好みの多肉同士を同じ家に住まわせてしまったら不満が出てしまうのは当たり前。

夏に水が欲しい子と夏は水がそんなに欲しくない子が一緒に住んでいたら、こちらを立てればあちらが立たず、な状況になってしまいます。

かといって同じ家に住んでいればどうしても条件は一緒になってしまう。

だったら最初から違う家に住まわせてあげる。

これが賢いやり方なのかな、と僕は思います。

参考にしてみてくださいね。

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