これまで3回にわたってハオルチアを使った水耕栽培の様子を観察してまいりましたが……。
この度、実験終了となりました!!
何故に終了になったのか。
そして、事件直前までのハオルチアの様子をお伝えしたいと思います。
これまでの概要
2019年の9月にスタートしました『ハオルチア オブツーサ』の水耕栽培。
皆さんは水耕栽培をご存知ですか? 簡単に言えば土を使わず直接水で植物を育てる栽培方法です。 有名なところで言えばトマトやサニーレタスなどの葉物野菜なんかで使われています。 で、ですね。 それを多肉植物でもできないかな[…]
土耕時の根を切り落として室内管理で空中発根を試みるもなかなか新しい根が伸びず、室内管理から屋外管理にしてみたところ発根。
発根したものの根が伸びず、空中発根をやめて水に根を浸けてみたところ根の生長を確認。
9月に多肉植物の水耕栽培にチャレンジし始めて、はやおよそ3ヶ月……。 ビクビクしながら根をカットしたあの日。 まさかこんな長丁場になるとは思ってもみませんでした! ハオルチアのオブツーサを使用していますが、オブツーサは生長[…]
娘が暴れて発根したオブツーサの根が折れるという悲劇を受けながらもオブツーサは生存を続ける。
根の生長が思わしくないので、ハイドロボールを使った栽培にシフトチェンジ。
多肉植物の水耕栽培にチャレンジし始めたのは去年の9月……。 ハオルチアのオブツーサを使っている(ハオルチアは生長が遅い)ということもあり、なかなか生長らしい生長も見られず。 かと言って枯れるわけでもなく。 生き続けている僕[…]
順調とは言えないながらも子株も大きくなり、発根もしていたので分割し、子株は土耕栽培へ。
今ココ。
という感じです。
かれこれ1年半続けてきました。
その間、なかなか生長が見られなかったりトラブルがあったりしましたが、枯れることなくオブツーサは生存していました。
徒長しない
結果として1年半水耕栽培(ハイドロカルチャー含む)を続けてきましたが、徒長は見られませんでした。
これはオブツーサ特有のものなのかはわかりませんが、僕のオブツーサは徒長しませんでした。
条件として、冬以外は室外管理で冬は室内管理。
明るい窓辺ではなく蛍光灯の光が当たるところでした。
これをオブツーサではなくエケベリアでやったら結果は変わるかもしれません。
というか室内管理の時点で徒長する気がしますね。
根は長く伸びなくても大丈夫
なかなか発根しないわ、根は伸びないわでやきもきさせられましたが、最終的に根は土耕栽培時のように長くは伸びませんでした。
しかし、それでも根から水分を吸い上げて元気に生存してくれていました。
つまり、発根さえしていれば根の長さは関係ないということですね。
なかなか根が伸びなくても気にしなくてOK!
それよりも、しっかり根を水またはハイドロボールに浸けてあげるように管理してあげると良いと思います。
あとは光や気温、風通しを気にしてあげるだけです。
ハイドロカルチャーとの相性
多肉植物は肥料を多く必要としていません。
なので栄養がある土で育てなくても枯れることは無さそうです。
たまに規定よりもさらに10倍くらい希釈した液肥を与えれば良いと思います。
そして特にハオルチアの場合、明るい窓辺程度が必要な光の強さとなるので室内管理が容易です。
ハイドロカルチャーで室内管理をすれば室内を汚しにくく、ハイドロボールが乾いたら水を追加するだけで簡単に育てられるので、とても相性が良いと思います。
また、ハイドロボールならば水に直接根を浸けるのと違い、ボールとボールの間に隙間ができるので根の呼吸を妨げることもないので便利です。
さらにガラス製の器などに色付きのキレイなハイドロボールを使えば見た目にも可愛らしい鉢植えが作れます。
100均でも売られているのでコスパも良く、使い勝手が良いですね。
実験終了に追い込んだ事件
なぜにこの水耕栽培実験が終了になったかと言いますと……。
こんな事件が起きたからです!!
な、な、、何が起きたぁああああ!?
僕が仕事から帰宅すると見るも無残な姿に……。
新聞の一面に載るレベルのバラバラ殺草事件が起きました。
葉が全て剥かれ、根と葉が別々になっています。
犯人は捕まりました。
少年いや、幼年(?)Tです。
後に彼はこう供述しています。
「ぱぱ!」
と。
また、
「はっぱ! はっぱ!」
とも。
反省の色は見えません。
しかし、少年法により彼が裁かれることは無いでしょう。
まぁ、息子が多肉植物に興味を持ってくれるなら嬉しいんですけどね。
いつか息子と多肉植物の話題で盛り上がれたら良いなぁと思います。
まとめ
多肉植物(ハオルチア オブツーサ)の水耕栽培実験はこれにて終了です。
都合1年半水耕栽培で育ててみた感じ、水耕栽培でも多肉植物は育てられるが、コツがいりそうというのが印象です。
発根させるには空気が循環している環境が必要ですし、水耕栽培用の根を維持するには根を水に浸け続けなければいけません。
管理を容易にするにはハイドロボールを使って育てるのがやりやすいです。
根は伸びにくいですが、短くても大丈夫。
ちゃんと生存してくれます。
子株も大きくなりましたし、徒長もしませんでした。
ちなみに分割した子株は今も元気に育っています。
というわけで、興味がありましたら皆さんも水耕栽培にチャレンジしてみてください。