多肉植物といえば葉を楽しむのが一般的ですよね。
色々な個性を持っていて僕たちを魅了して止みません。
大きさや形、色。
その種類は多種多様です。
しかし、一般の植物同様に多肉植物たちも花を咲かせ、僕たちを楽しませてくれるのはご存知ですか?
その代表格といえばカランコエですよね。
もちろんカランコエ以外の多肉植物もステキな花を咲かせるわけです。
花も楽しめるなら咲いたほうが良いよね?
って、思いますがちょっと待った!!
その花を咲かせたら、あなたの大事な多肉ちゃん枯らしてしまうかも!?
今回はエケベリア属のインディカを例にお話をしようと思います。
多肉植物も花を咲かせる
多肉植物といえば観葉植物のイメージが強いですよね。
確かに花を楽しむより葉を楽しむのが多肉植物の一般的な愛で方だと思います。
ですが多肉植物もれっきとした植物です。
種子で多肉植物も増えるのです。
種子ができるということは花が咲くということですよね。
同じ属だと割と似たような花が咲きます。
ハオルチアなんかがその典型ですね。
白くて小さな可憐な花を咲かせます。
エケベリアは総じて釣鐘型の花の形をしていて共通ですが、花の色が様々です。
ですが、カランコエは同じ属でも形も色も全然違っています。
本当に奥が深いですね。
うちのブログでも一部の多肉植物を多肉図鑑として花の画像を載せているものがあるので気になるものは見てみてください。
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花を咲かせると株が弱る
理屈を考えれば当然といえば当然なのですが、花を咲かせると枯れるかどうかは別として花を咲かせると株が弱るのは本当です。
自身の体を大きくするためには栄養が必要です。
その栄養をどこに使うのか。
根に使うのか、葉に使うのか、それとも花に使うのか。
当然、花に使えば葉や根にまわるはずだった栄養が少なくなるのは当然のことです。
ましてや、花を咲かせるということは種子を作るということであり、種子とは栄養の塊。
なおさら栄養をそこに集中させてしまうものです。
株を弱らせたくない方は花芽を切っておきましょう。
花を咲かせておくと枯れないまでも葉に張りが無くなり、花が咲いていなかったときと比べて葉が柔らかくなります。
実生の予定が無ければ少しだけ花を楽しんでからすぐに切ってしまうのをオススメします。
何故なら花を咲かせた後枯れてしまう奴もいるからです!
インディカの花を咲かせたままにしたらこうなった
エケベリア属のインディカさん。
紅葉すると濃い赤を見せてくれる多肉ちゃんです。
ちなみに花はこんな感じ。
小さな赤い花が大量に咲きます。
小さいですが、鮮やかな赤い花が大量に咲くのでキレイだなぁ、なんて思いながら放置していたら見る見る葉に元気が無くなり枯れてしまいました。
ちなみにインディカは2株あったので、1株は少し花を愛でてからカットしました。
小さい鉢に植えてあるのは以前に挿し穂したものです。
順調に根付いて花も咲いた!と思っていたら枯れてしまいました。
一番左のは花芽をカットした株です。
花に栄養を奪われて葉がブヨブヨとした触感になってしまいましたが、枯れずに生き残っています。
脇芽も出ています。
花をそのままにしたものは枯れ、花を取り除いた株は生存しています。
左から2番目の株は地面に近いところの葉がぎりぎり生きていたので、その葉を残して花を切り落としました。
これで持ち直してくれるとありがたいんですが……
花を咲かせると枯れてしまう多肉植物がいるというのは聞いていましたが、インディカがそうだとは知らず残念なことになってしまいました。
まとめ
今回は多肉植物の花を咲かせるのはリスクがあるというお話しでした。
今回はインディカを例にとって話をしましたが、全ての多肉植物が花を咲かせると枯れてしまうわけではありません。
枯れてしまうかどうかは品種次第です。
事実、プレリンゼや玉扇などの多肉植物は花を咲かせたままにしておいても枯れることはありませんでした。
インディカは危ないので注意が必要です。
とにかく、株を枯らせたくなければ花はある程度楽しんですぐにカットしてしまうのが無難です。
花のご利用は計画的にお願いします。