【多肉図鑑】ベハレンシスの特徴・育て方を解説します

ベハレンシスの基本情報

ベンケイソウ科カランコエ属。

春秋型の多肉植物です。

夏と冬は成長が止まり休眠します。

学名はカランコエベハレンシス、流通名としてベファレンシス、仙女の舞とも。

学名がBehalensisなのでべ『ハ』レンシスが正確だとは思いますが、売られているのを見ると結構ベ『ファ』レンシスと書かれているものがありますね。

大型のカランコエで1m以上にも育ちます。

月兎耳(つきとじ)のように葉が毛で覆われており触り心地抜群です。

マダガスカル原産です。

似た種類には『ファング』があります。

育つ環境について

多少の耐陰性はありますがなるべく日光に当ててあげましょう。

徒長させず葉色を保つためです。

乾燥には強いですが過湿には注意してください。

1ヶ月くらい水をあげなくても生きていられますが、TPOで変わってきますので軽く葉を触ってあげて柔らかくなってきたらあげるようにするのが良いでしょう。

鉢植えならば軒下など雨が当たらない場所で育てます。

大きく育つ種なので鉢植えなら根詰まりを起こすタイミングで少しずつ鉢のサイズを大きくしていってあげてください。

まぁ、軒下に1mを超える大きさの鉢植えがあったら邪魔かもしれませんが。(笑)

耐寒性はそこまで強くありません。

氷点下になると枯れてしまいますので、冬は室内へ退避して下さい。

これまた大きくなっていたら退避も大変!

害虫対策

カイガラムシ、ナメクジなどに注意が必要です。

オルトランDXやベニカXファインスプレー、ナメトールなどメジャーな薬での対処が可能です。

 

※以下の記事で詳しく解説しています。

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ナメクジの卵

水やり・植える土について

葉を軽く触って柔らかければたっぷりと水をあげてください。

水分が足りている時は張りがありますが足りない場合フニャフニャになります。

成長期は月に1~2回、休眠期である真冬はあげても1~2ヶ月に1度ぐらいです。

定期的な水やりでなく、多肉植物が欲しているタイミングでの水やりをおすすめします。

朝や夕方にあげましょう。

 

※水やりについてはこちらの記事を参考にしてください。

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あまり水をあげすぎると根腐れの原因となってしまいます。

腐ってしまった場合は大丈夫な茎の所でカットして救出しましょう。

ベハレンシスは挿し芽が可能です。

屋根がある場所、日当たりが良い軒先などでの管理が望ましいです。

土は水はけが良いものを使用しましょう。

通気性、排水性が高くないと根腐れの原因となりやすいためです。

 

※多肉植物の土についてはこちらの記事を参考にしてください。

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肥料は必須ではありませんが、緩効性肥料の使用で成長を促進できます。

弱った株などには顆粒の緩効性肥料マグァンプKなどを与えましょう。

もしくは表示基準よりも薄めた濃度の液肥を与えましょう。

与える時期は生長期である春か秋です。

増やし方

葉挿しや挿し芽、株分けができます。

葉挿しなら培養土に葉の付け根が触れるように置いておきます。

元気な葉を使ってあげるのが葉挿しの成功率を上げるポイントです。

元気な葉をもぎるのはもったいない気はしますけどね。

 

※葉挿しの方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

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挿し芽をする場合は茎を切った後、切り口を乾かした後培養土に挿しておきます。

葉挿しも挿し芽も明るい日陰で管理してあげましょう。

根が出るまでに水分を奪われてしまいます。

切り戻しや仕立て直しで葉を取ったり茎を切った際に増やすことができるので是非チャレンジしてみてください。

 

株分けはポットや鉢から土ごと抜き取り、土をもみほぐすようにして土を落とし、可能な限り株に根が残るように分けてあげましょう。

分けた株を植えた後は1週間程度水やりを控えてください。

花は1月~5月にかけて。

白くて小さな可愛らしい花です。

穂先の方に咲きます。

まとめ

セダム属の銘月の紹介でした!

虹の玉や万年草などのセダムをイメージすると銘月はぱっと見セダムには見えないですよね。

おや、グラプトペタルムかな? なんて思うかもしれませんね。

光沢のある黄色い葉が特徴の銘月。

とても丈夫な品種なので育てやすく水遣りの頻度も少なくて手間もかかりません。

耐寒耐暑性共に高いので過湿にさえ注意すれば簡単に育てられますよ。

セダム属ということで増やしやすいのも特徴です。

この機会に是非育ててみてはいかがでしょうか?

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