【多肉図鑑】銘月の特徴・育て方を解説します

銘月(めいげつ)の基本情報

ベンケイソウ科セダム属。

春秋型の多肉植物です。

夏と冬は成長が止まり休眠します。

学名はセダムアドルフィー、流通名として名月、明月と表記されることもあります。

セダムとしては大型種で葉に光沢があるのが特徴です。

似た種類として黄麗(おうれい)があります。

どちらも黄色に紅葉するので見分けは葉の形で見るのが良いでしょう。

黄麗は上に反って丸い葉ですが、名月はまっすぐです。

また、名月の方が葉の光沢があります。

メキシコ原産です。

非常に丈夫で育てやすい品種と言えます。

育つ環境について

日光大好きです。

真夏以外は直射日光でOK

真夏の直射日光では葉が痛む可能性があります。

真夏以外はたっぷりと日の光を当ててあげてください。

寒さにも強い品種ですがなるべくならば霜には当てないようにしましょう。

唯一気を付けなければならないのは過湿です。

水のあげすぎは根腐れの原因となります。

万が一根腐れが出てしまったらあわてずに挿し芽にしてリカバリーしましょう。

害虫対策

ヨトウムシ、ナメクジ、アブラムシなどに注意が必要です。

オルトランDXやベニカXファインスプレー、ナメトールなどメジャーな薬での対処が可能です。

 

※以下の記事で詳しく解説しています。

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ナメクジの卵

水やり・植える土について

見た目としては水が足りなくなってくると葉が萎んでしわが出てきます。

もしくは葉を軽く触って柔らかければたっぷりと水をあげてください。

水分が足りている時の銘月はパツンパツンに硬いです。

成長期は月に1~2回、休眠期である真冬はあげても月1度ぐらいです。

定期的な水やりでなく、多肉植物が欲しているタイミングでの水やりをおすすめします。

朝や夕方にあげましょう。

 

※水やりについてはこちらの記事を参考にしてください。

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あまり水をあげすぎると根腐れの原因となってしまいます。

腐ってしまった場合は大丈夫な茎の所でカットして救出しましょう。

銘月は挿し芽が可能です。

屋根がある場所、日当たりが良い軒先などでの管理が望ましいです。

土は水はけが良いものを使用しましょう。

通気性、排水性が高くないと根腐れの原因となりやすいためです。

 

※多肉植物の土についてはこちらの記事を参考にしてください。

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肥料は必須ではありませんが、緩効性肥料の使用で成長を促進できます。

弱った株などには顆粒の緩効性肥料マグァンプKなどを与えましょう。

もしくは表示基準よりも薄めた濃度の液肥を与えましょう。

与える時期は生長期である春か秋です。

増やし方

葉挿しも挿し芽もできる優秀な子です。

葉挿しなら培養土に葉の付け根が触れるように置いておきます。

元気な葉を使ってあげるのが葉挿しの成功率を上げるポイントです。

元気な葉をもぎるのはもったいない気はしますけどね。

 

※葉挿しの方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

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挿し芽をする場合は茎を切った後、切り口を乾かした後培養土に挿しておきます。

葉挿しも挿し芽も明るい日陰で管理してあげましょう。

根が出るまでに水分を奪われてしまいます。

切り戻しや仕立て直しで葉を取ったり茎を切った際に増やすことができるので是非チャレンジしてみてください。

花は春から夏にかけて。

白くて小さな可愛らしい花です。

穂先の方に咲きます。

まとめ

セダム属の銘月の紹介でした!

虹の玉や万年草などのセダムをイメージすると銘月はぱっと見セダムには見えないですよね。

おや、グラプトペタルムかな? なんて思うかもしれませんね。

光沢のある黄色い葉が特徴の銘月。

とても丈夫な品種なので育てやすく水遣りの頻度も少なくて手間もかかりません。

耐寒耐暑性共に高いので過湿にさえ注意すれば簡単に育てられますよ。

セダム属ということで増やしやすいのも特徴です。

この機会に是非育ててみてはいかがでしょうか?

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