皆さんこんにちは。
前回の記事で葉挿しの状態をご報告しました。
まだご覧でない方はこちらからどうぞ。
皆さんこんにちは。 少しずつ日常が戻りつつありますがいかがお過ごしでしょうか。 春秋型多肉の成長期も6月までなので夏を越すための準備も徐々に始めていかなくてはなりませんね。 今回は葉挿しにした葉がどれだ[…]
春の時期は葉挿しに適した時期です。
その後梅雨の季節になると、だんだんと成長がゆっくりになってきます。
葉挿しの準備は春に行っておけば、ゆっくりながらも成長して秋の成長期にだんだんと大きくなります。
梅雨の時期の注意といえば、葉挿しが水に濡れてしまったりすると葉が痛んでしまったり、カビが生えてしまったりするので注意が必要です。
できる限り乾燥した土の上に葉を並べておくことを推奨します。
葉挿しの状況をみて土に植え替えをおこなっていきます。
それでは見ていきましょう!
状態のチェックをしていきます。


7月に入りました。
5月に最初の葉挿しを作ってから約2カ月になります。
より芽がはっきりと伸びて根もしっかりしている状態ですね。
主根がしっかりと伸びてきていれば土に植え替えをすることができます。
他には葉を直接土に挿して葉挿しを育てる方法もあります。
私は根がしっかりと出ているのを確認してから植え替えたい派なので、このようにある程度育ってから植え替えのタイミングを見計らっています。
元葉が枯れてから植え替えをしてもオッケーです。

朧月はいつの間にか徒長してしまいました。
縁側の屋根がある場所に置いていましたが、成長が早く土に植える前にこの状態になっています。
他と同じタイミングで植え替えようとしていたのがあだとなりました。
少し徒長しているぐらいなら問題はありませんが、ちょっと不格好になるかもしれませんが仕方ないですね。
問題はこのプレリンゼです。
できるだけきれいに葉を取ったつもりでいましたが、おそらく芽が出る場所がきちんと葉の方に来なかったのだと思います。
根はたくさん出ていますが芽が全く出ていません。
一応経過観察は続けますが、ダメそうならボツにします。
今年の梅雨は・・・
今年の梅雨はしっかりと雨が毎日のように降っていますね。
関東は毎日基本はくもり、そして毎晩のように雨が降っています。
多肉植物の生育にあまり環境は良くないです。
いちばんはからっとした晴れの天気。
葉挿しもある程度の日光を必要としますが、しっかりと浴びることができていない状態が続いています。
ダメということはありませんが、成長が安定しない状態ですね。
腐ってしまわないように水やりも気を付けないといけません。
葉挿しにする品種によって成長速度が違うというのは実証済みです。
葉挿しの成長が早いものは土に植え替えてからも早い。
これは今までの経験的に間違いありません。
つまり朧月などのグラプト系は早いということです。
ちょうど写真がこれしかなかったのですが、真ん中のあたりにプレリンゼがいます。
周りは朧月やピンクプリティです。
去年の秋に葉挿しにしたものの一部なんですが、他のトレーも含めてエケベリアはよりもグラプト系の方が成長著しいです。
ただし土に植え替えてからの日の当たり方や水やりの頻度などで変わってきますので注意です。
植える環境でも変わってきます。
写真のようにトレーで育てたもの、3号鉢で育てたもので比較したところトレーで管理したものの方が倍近く大きくなりました。
土などはすべて同じものを使用しました。
根張りの仕方などに影響が出たのでしょう。
またそれも実験したいところです。
土とトレーの準備
先ほどの写真ぐらいになっていれば土を準備して植え替えが可能です。
植え替えに必要な準備をおこなっていきます。
今回はこのようなトレーを使用します。
ない場合は鉢植えでもポットでも何でも大丈夫です。
葉挿しは1年ぐらい育ててやっと3号ポットぐらいになりますので、あんまり大きな鉢やトレーに植えなくても問題ありません。
次に一番大事な土の準備ですね。
土の作り方に関してはこちらの記事を参考にしてください。
皆さんこんにちは。 今日は多肉植物用にどういった土が適しているのか考えていきたいと思います。 まず私は多肉農家でも農業の専門家でも植物の研究者でもありません。 しかし以前ホームセンターの従業員だったこと[…]
皆さんこんにちは。 いつもご覧いただきありがとうございます。 このブログでは、ビギナーが多肉植物を管理するのに楽な状態を作ることをモットーに情報を発信しています。 楽な状態を作る必要性は、できるかぎり多肉植物を枯らさな[…]
葉挿しのような小さな苗の根は細いので、ある程度細かい粒子の土の方が適しています。
今回は軽石・鹿沼土・赤玉土に花の培養土をブレンドして土を作ります。
赤玉土はちょうどあった細粒を使ったのですがもちろん小粒でも大丈夫です。
しっかり混ぜたらこの状態になりました。
培養土は少し多めでもいいと思います。
アバウトに作りましたが、今回は軽石・鹿沼土・赤玉土に花の培養土の比率が1:1:1:2ぐらいです。
後はピンセットと小さなスコップはあった方がいいですね。
作業が格段に楽になります。
植え替え作業
一つずつ丁寧に植えていきます。
実際には「根を土の中に入れる」作業になります。
ピンセットがあれば間違いなく作業が早いです。
うまく根が入らない場合は、指などで土をかぶせてあげるだけでもオッケーです。
葉によっては反ってしまっていてうまく土に入らないものも出てきます。
ちょっと地味な作業ですが、これが大切なのできれいに並べて植えてあげましょう。
私は地味に好きな作業のひとつですね。
今後の成長も楽しみですが、小さな苗の状態がかわいいと思います。
季節的にも虫が発生しやすいので、葉挿しにもオルトランDXを撒きます。
先に土に混ぜておいてもオッケーです。
こちらの記事で詳しく解説していますので宜しければご覧ください。
皆さんこんにちは。 多肉植物の育成はうまくいっていますか? 当サイトでは、とにかく枯らさないことを大前提としての管理をしています。 枯らしてしまっても良い経験にはなりますがビギナー・初心者の方が枯らしてしまった場合、管理が[…]
これで完成です!
あとがき
最近仕事が忙しくなかなか多肉の世話ができていません。
梅雨明けに向けての手入れ、遮光など対策を近いうちにやっていこうと思います。
もしかすると梅雨の天候で腐ってしまっているものもあるかもしれません。
合わせて害虫対策もあらためて行う季節ですね。
夏野菜などからやっかいなアブラムシも移って来るかもしれません。
作業ができましたらまた記事でご紹介します。
今回もご覧いただきありがとうございました。