このページでは多肉植物の乙女心について詳しく解説します。
実際に育成している経験にもとづいて、撮影した写真も合わせてご覧ください。
乙女心の基本情報
・ベンケイソウ科セダム属
春秋型の多肉植物。
夏と冬は成長が止まり休眠する。
・別名セダム パキフィラム
セダムを代表する品種で人気も高い。
寄せ植えにも最適。
先端に少し赤みがあるのが特徴。
恋心に非常に似ているので紅葉してこないと区別が難しい。
育つ環境について
できればしっかりと日光を浴びる環境の方が良いです。
・耐暑性〇
真夏の直射日光では葉が痛む可能性があります。
ただし比較的暑さに耐えられるので春から外で管理してあれば室内に入れなくても管理可能です。
・耐寒性◎
本などでは5℃と書いてあるものが多いですが、我が家では真冬の-7℃の環境下の軒先で管理した実績があります。
ちなみに関東在住です。
秋から寒さに慣らしておけば室内に入れなくても管理可能です。
ただし不織布やシートを用意しておいた方が寒さ対策としては間違いありません。
害虫対策
カイガラムシ、ハダニ、アブラムシなどに注意が必要です。
オルトランDXやベニカXファインスプレーなどメジャーな薬での対処が可能です。
※以下の記事で詳しく解説しています。
皆さんこんにちは。 多肉植物の育成はうまくいっていますか? 当サイトでは、とにかく枯らさないことを大前提としての管理をしています。 枯らしてしまっても良い経験にはなりますがビギナー・初心者の方が枯らしてしまった場合、管理が[…]
水やり・植える土について
葉が水分を欲しているとシワシワになります。
わかりにくい場合葉を軽く触って柔らかければたっぷりと水をあげてください。
成長期は月に数回、真夏と真冬はあげても月1度ぐらいです。
定期的な水やりでなく、多肉植物が欲しているタイミングでの水やりをおすすめします。
※水やりについてはこちらの記事を参考にしてください。
皆さんこんにちは。 多肉植物はとにかく枯らさない環境を作ることが大事です。 実は枯らしてしまう人ほど難しい環境で多肉を育てています。 水はけが悪い土に植わっている 根がたくさんポットいっぱいに張っている 日光が足りず徒長し[…]
あまり水をあげすぎると根腐れ、茎の部分が変色してしまう可能性があります。
腐ってしまった場合は大丈夫な茎の所でカットして救出しましょう。
屋根がある場所、軒先などでの管理が望ましいです。
土は水はけが良いものを使用しましょう。
通気性、排水性が高くないと根腐れの原因となりやすいためです。
※多肉植物の土についてはこちらの記事を参考にしてください。
皆さんこんにちは。 今日は多肉植物用にどういった土が適しているのか考えていきたいと思います。 まず私は多肉農家でも農業の専門家でも植物の研究者でもありません。 しかし以前ホームセンターの従業員だったこと[…]
皆さんこんにちは。 このブログでは度々、ビギナーや素人が多肉植物を管理するのに楽な状態を作ることの大切さについて書いています。 楽な状態を作る必要性は、できるかぎり多肉を枯らさないようにするためです。 素人が一番してはいけないのは多肉[…]
肥料は必須ではありませんが、緩効性肥料の使用で成長を促進できます。
弱った株などには顆粒の緩効性肥料マグァンプKなどを与えましょう。
ただし、秋の成長期に肥料をあまり与えるとうまく紅葉しないことがあるので気を付けましょう。
増やし方
写真のように大きくなった株や徒長してしまった部分をカットして増やすことをおすすめします。
葉挿しもできなくはないですが、ビギナーには失敗しやすい品種です。
※葉挿しの方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
皆さんこんにちは。 当ブログでは葉挿しの成長ややり方などを今までお届けしてきましたが、あたらめて葉挿しについて解説したいと思います。 いろいろな本やサイトなどで葉挿しを紹介しているとは思いますが、それぞれ多少やり方が違うと思いま[…]
カットした断面が十分乾いたら土に植えるか、しばらく植えずに根が出るのを待ってから土に植える方法があります。
カットした後の親株からは子株が出てきます。
個人的な見解では半年に一度カットで数株ずつ増えていく状態です。
株分けも可能ですが、根を傷めないようにきれいに分けましょう。
花
4月になると花芽が伸びてきます。
不要な場合は根元からカットすると良いです。
花を楽しむ場合は、株が小さい場合は花芽の重さで茎が痛まないように気を付けましょう。
まとめ
乙女心は寄せ植えにもおすすめです。
紅葉するととてもきれいでかわいいです。
セダムの中でも人気の品種ですね。
同じく人気の虹の玉と寄せ植えにするのもいいですね。
育てていない方はぜひお店で探してみてください。
比較的身近なお店で購入することができます。
ご覧いただきありがとうございました。