【多肉図鑑】乙女心の特徴・育て方を解説します

このページでは多肉植物の乙女心について詳しく解説します。

実際に育成している経験にもとづいて、撮影した写真も合わせてご覧ください。

乙女心の基本情報

ベンケイソウ科セダム属

春秋型の多肉植物です。

夏と冬は成長が止まり休眠します。

別名セダム パキフィラム

 

セダムを代表する品種で人気も高く寄せ植えにも最適です。

先端に少し赤みがあるのが特徴となります。

恋心に非常に似ているので紅葉してこないと区別が難しいです。

育つ環境について

できればしっかりと日光を浴びる環境の方が良いです。

耐暑性〇

真夏の直射日光では葉が痛む可能性があります。

特にセダムは枯れはしませんが、葉焼けしやすいです。

比較的暑さに耐えられるので春から外で管理してあれば室内に入れなくても管理可能です。

直射日光対策として遮光シートを使用すると良いです。

遮光のし過ぎは徒長の原因となりますので注意しましょう。

耐寒性〇

耐寒性は0℃と紹介されている文献が多いですが、マイナスの中で対策を全くしないと葉が凍ります。

エケベリアなどと比較するとセダムは凍りやすいです。

葉が凍ってしまうと融けても細胞がダメになってしまい葉または株自体を傷めてしまいます。

秋から寒さに慣らしておけば室内に入れなくても外で管理は可能です。

ただし軒下で管理したり不織布やシートを用いて寒さ対策をするのがベターです。

害虫対策

カイガラムシ、ハダニ、アブラムシなどに注意が必要です。

オルトランDXやベニカXファインスプレーなどメジャーな薬での対処が可能です。

※以下の記事で詳しく解説しています。

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水やり・植える土について

葉が水分を欲しているとシワシワになります。

わかりにくい場合葉を軽く触って柔らかければたっぷりと水をあげてください。

成長期は月に数回、真夏と真冬はあげても月1度ぐらいです。

定期的な水やりでなく、多肉植物が欲しているタイミングでの水やりをおすすめします。

※水やりについてはこちらの記事を参考にしてください。

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あまり水をあげすぎると根腐れ、茎の部分が変色してしまう可能性があります。

腐ってしまった場合は大丈夫な茎の所でカットして救出しましょう。

 

屋根がある場所、軒先などでの管理が望ましいです。

土は水はけが良いものを使用しましょう。

通気性、排水性が高くないと根腐れの原因となりやすいためです。

※多肉植物の土についてはこちらの記事を参考にしてください。

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肥料は必須ではありませんが、緩効性肥料の使用で成長を促進できます。

弱った株などには顆粒の緩効性肥料マグァンプKなどを与えましょう。

ただし、秋の成長期に肥料をあまり与えるとうまく紅葉しないことがあるので気を付けましょう。

増やし方

写真のように大きくなった株や徒長してしまった部分をカットして増やすことをおすすめします。

葉挿しもできなくはないですが、ビギナーには失敗しやすい品種です。

※葉挿しの方法についてはこちらの記事を参考にしてください。

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カットした断面が十分乾いたら土に植えるか、しばらく植えずに根が出るのを待ってから土に植える方法があります。

カットした後の親株からは子株が出てきます。

個人的な見解では半年に一度カットで数株ずつ増えていく状態です。

 

株分けも可能ですが、根を傷めないようにきれいに分けましょう。

4月になると花芽が伸びてきます。

不要な場合は根元からカットすると良いです。

花を楽しむ場合は、株が小さい場合は花芽の重さで茎が痛まないように気を付けましょう。

まとめ

乙女心は寄せ植えにもおすすめです。

紅葉するととてもきれいでかわいいです。

セダムの中でも人気の品種ですね。

同じく人気の虹の玉と寄せ植えにするのもいいですね。

 

育てていない方はぜひお店で探してみてください。

比較的身近なお店で購入することができます。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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