皆さんこんにちは。
これからの時期だんだん温かくなってきます。
エケベリアやセダムなど身近に手に入る多肉植物の多くはベンケイソウ科に属している春秋型です。
これから多肉植物を育ててみようかなと思っている方、今多肉を育てているけど次は何を育てようかなと考えている方に、私が育てている品種の中で比較的仕入れやすく、なおかつ育てやすいものをご紹介します。
メジャーな品種にもかわいくて育てるのが楽しいものはたくさんありますよ!
どんな品種でも枯らしてしまったら元も子もないです。
育成方法に関しては基本を押さえていればある程度環境が違っても問題はありません。
実際にはきちんと管理していても枯れるときは枯れてしまいます。
ただ枯れる前に適切に対処したり、葉挿しや挿し穂にして子孫(クローン)を残したりというのは知っていればできることのひとつです。
増やしやすいというのは長く育成していくには大切な要素ということになります。
おすすめ品種の紹介第一弾です!
それでは順番に見ていきましょう!
朧月(グラプトペタルム)

個人的に一番好きな品種を最初にご紹介します。
朧月は知っている方も多いと思います。
別名グラプトペタルム・パラグアイエンセ。
種類はベンケイソウ科グラプトペタルム属。
グラプト系のメイン品種です。
古くから日本で栽培されている多肉植物であり、食用にもなります。
軒先などで管理できることから地植えにも向いています。
寒さにもある程度耐えられます。
今シーズン関東地方が一番冷え込んだ日、我が家の外気は-7℃でした。
その気温で不織布だけかけた状態に耐えることができました。
秋の時期から室内に入れることなく管理していたこともありますが、過保護にしなければ丈夫に育ちます。
あまり湿気を好まないので乾燥気味に管理するのがおすすめ。
水やりのタイミングは春秋は葉を触って柔らかく張りがなくなったらで大丈夫です。
葉挿しにも向いていますし、伸びすぎたら大胆にカットして土に挿せば根が出て新たな株になります。
見た目は派手ではないですが一つは鉢で管理しておいて間違いないと思います。
ピンクプリティ(グラプトべリア)

グラプトべリアの中でおすすめの品種です。
特に見た目も良く成長速度も早いためとても育てやすい多肉植物です。
葉挿しも向いている品種なので、これから葉挿しを試してみたい方にも是非お勧めします。
比較的ホームセンターや園芸店でも取り扱っていることも多いです。
グラプトペタルムとエケベリアの交配種なのでエケベリアに近く一つ一つの株は大きくなります。
寒さにも比較的寒さに強いので冬の軒先などでも管理できる点もグッドです。
プレリンゼ(エケベリア)

エケベリアの中でも手に入りやすく管理しやすいものの筆頭です。
見た目は「花うらら」や「桃太郎」に似ていますよね。
お店で売られている値段はプレリンゼの方が安いです。
プレリンゼは葉挿しもできます。
冬の時期にきちんと管理できれば3月終わりぐらいから花芽が伸びてくるので花も楽しめるのもグッドです。
エケベリアはグラプト系と違い上に伸びない代わりに、窮屈にならないように鉢を変えてあげれば大きく育ちます。
どうしてもグラプト系は伸びすぎると下葉が枯れてきて頭が重くなってきます。
そうなると不格好なだけでなく最悪の場合茎が途中で折れてしまう可能性もあります。
グラプト系ばかりが良いわけでないということですね。
エケベリアは多肉植物の中でも1番ポピュラーなものなので避けて通れないですね。
乙女心(セダム)

セダムもベンケイソウ科の中ではポピュラーな種類です。
その中でも乙女心はおすすめです。
エケベリアが葉挿しで増やせるなら、セダムは伸びた部分を大胆にカットして土に挿しておけば切ったところから根が出て独立できます。
葉挿しよりも簡単に増やしやすいですし、最悪株が痛んだりしてしまっても早めに気づけばカットして救出できます。
買った株をずっとその状態を保ちながら育て続けるというのは限界があります。
どこかで伸びすぎて手を入れたりしないといけません。
セダムはエケベリアの花のような形と違い、いろいろな方向から子株が出て伸びてくるのも楽しいです。
手入れをするのも楽しみと思って育てていきましょう。
あとがき
今回は4種類のおすすめ多肉植物をご紹介しました。
他にもたくさんおすすめの品種がありますが、またの機会にご紹介したいと思います。
育てやすさというのは何をもって育てやすいか。
それは環境にもよります。
雨が多い地域か少ない地域か。
雪が降るか降らない地域か。
マンション・アパートか一軒家か。
室内か室外か。
屋根はあるか雨ざらしか。
花壇か鉢植えか。
日本も狭いようで広いですし、環境はその人により様々です。
私は関東地方なので雪はめったに降らず夏は暑いですが九州や四国ほど直撃することも少ないです。
一軒家で基本的に外で雨ざらしにしないように管理しています。
鉢植えが多いですが地植えも始めました。
私が発信している情報は私の環境での話になりますが、少しでも参考にしていただけることは絶対にあると思います。
枯らしにくい状態を一緒に作っていきましょう。
まずは管理しやすい品種を育てることもその一つです。
温かくなってきますのでこれから仕入れをする際に参考にしてくださいね!
今回もご覧いただきありがとうございました。