きっかけはですね、いつものごとくネットサーフィンして多肉情報を眺めていたら、クラッスラ属の花は臭いのが多いという記述を見つけた所からなのですが。
じゃあ、良い匂いの多肉植物って何があるのよ?
って思ったので調べると……。
『多肉ハーブ アロマティカス』
おお! 何だこれは!?
多肉植物のような特徴を持ったハーブのようです。
これは是非とも欲しいと思い立ち、行動に移した次第であります。
アロマティカスの特徴
シソ科プレクトランサス属のアロマティカス。
シソ科なので、多肉植物よりかはハーブなんでしょうね。
匂いとしては甘酸っぱい感じ。
葉は厚みが有り2~3mm程度。
ふわふわの毛が生えており柔らかく、さわり心地は良い。
葉に毛が生えているのは月兎耳みたいですね。
月兎耳ほど毛足は長くないですが。
触れずに匂いをかぐとそこまで強い香りじゃないかな、と思うけれど指でこするとべったり匂いが指に付きます。
乾燥に強く、多湿に弱い。
ここは多肉植物っぽい性質ですね。
なので、使用する用土は多肉植物用の土でOK!
挿し木で増やしやすく、増えすぎに注意(笑)。
食用可。
海外ではメディカルプランツと呼ばれ火傷の治療に使われることもあるようです。
試したことは無いので、安易に火傷治療に使わないことをオススメします。
火傷したら普通に病院に行きましょう。
余談ですけど、アロエが火傷に効くとか民間療法があります。
が、シュウ酸カルシウムという物質がアロエには含まれており、逆に傷を悪化させる恐れがあるので安易に使用しないようにしましょう。
アロマティカスの実物に触れて
ネットで知って欲しくなったので、早速行きつけのホームセンターへ。
時期が冬なのであまり期待はせずに行きました。
向かった先は多肉植物等が置いてある温室の中。
イメージ的には3号ポットくらいのやつを想定して探しました。
時期的にも厳しいので置いていないのかな、と諦めかけたその時。
奥の大き目の観葉植物が並んでいる一角にお目当ての鉢が……。
鉢……でかいな。
6号か7号くらいの鉢にもりっとした繁殖過多なアロマティカスが。

この1鉢以外には見当たらず、店員さんに他の在庫を聞いてみました。
しかし、霜に当たって他のアロマティカスはダメになってしまったとのこと。
やはりアロマティカスも霜はNG。
寒さには強くないようです。
それでも生き残ったこの鉢のアロマティカスはとても元気に繁殖していたので、生命力自体は強いようですね。
想定よりも育ったアロマティカスでしたが購入。
喜び勇んで帰宅したのですが、ここでも想定外のことが……。
冬なので当然車の窓を締め切りでアロマティカスを積んだのですが、狭い車内ではアロマティカスの匂いが充満してむせ返るほどでした。
いや、悪い匂いじゃないんですけどね。
匂いは強いです。
アロマティカスをメンテナンス
とにかく購入した時は繁殖過多だったので、剪定をして風通しを良くしてあげました。

とにかく生命力が強くどんどん繁殖していくので、かわいそうと思うかもしれませんがある程度は切ってあげて風通しを良くしてあげるといいです。
蒸れてしまいますし、アロマティカスは切ってもすぐに脇芽が出てくるのでしっかり剪定してあげてください。
切り落とした葉はハーブティーや料理に使ってもいいですし、挿し芽で増やせるので増やしてあげるのも良いです。
ちなみに僕はポプリを作るためにアロマティカスを乾燥中です。

僕の場合は購入したのが冬だったので、しばらく水に挿しておいて室内で保管しておきました。
水に挿しておくと3~4日くらいで根が出るので簡単に増やすことができますよ。

水耕栽培できないことはないですが、ハーブとして使うのであれば土で育てた方が品質の良いアロマティカスができますので、根が出たら土に植え替えるのがオススメです。
さて、鉢に植わっている親株の方ですが、剪定を済ませた後は多肉植物に近い管理をしています。
基本は乾燥気味に水遣りを管理。
時期が冬なので暖かい日中は外で日光浴を。
寒さには強くないので冷える夕方からは室内へ避難。
避難場所は玄関にしていたので夜間は0度近くまで下がってはいましたが霜には当たらないようになっています。
春になれば日当たりの良い場所で管理したいところです。
夏は直射日光を避けるべきだと思います。
肥料はほとんど必要ありません。
あげる時には通常よりも薄めた液肥をやる程度で良いかと。
うん、この辺多肉植物そっくりですね。
アロマティカスを育てるポイントまとめ
- 繁殖過多にならないように間引きましょう。
- 切り取った芽は挿し芽で増やせます。
- 寒さには強くないので、冬越しは室内管理するなどしましょう。
- 真夏の直射日光は避けましょう。
- 水遣りは乾燥気味にして、水のあげ過ぎに注意しましょう。
- 肥料はほとんど必要ありません。
- 増え過ぎに注意しましょう。(笑)